ひまわり観察日記-2025- ⑥

あっという間にお盆も過ぎ、8月も下旬に入ろうとしています。

 

一般的にお盆は8月とされていますが、地域によっては7月や9月にもなることをご存じですか?

東京、函館、金沢は7月、
一部(沖縄、東京都多摩地区の一部)を除く全国は8月、
とされており、その背景には「改暦」があります。

 

明治より前の日本は旧暦が使用されており、お盆は7月15日であったところ
①改暦によって日付がずれ、同じ時期にあたる現在の8月15日とした(旧盆)
②お盆は7月15日が相応しいとして、現在の7月15日とした(新盆)
との経緯により、大きく二手に分かれることとなりました。

なお、全国的には旧盆(8月)がとられているのには、7月は農作業が忙しいためお盆をおこなうのが難しいから、という説があります。
特に東京は農業との関連が弱く、また改暦をおこなった明治政府のお膝元であることから、新盆(7月)としたと考えられるそうです。

ちなみに・・・筆者の家族はみな東京出身で、幼いころから7月になると家族で迎え火、送り火を焚いた思い出があります。
今回経緯を知って「なるほど」と大きく頷いてしまいました。

こうした地域差が生まれるのも、場所ごとに文化が多様な「日本ならでは」という感じがいたします。

 

◇ ◇ ◇

 

先日一部開花していたひまわりですが、徐々に満開となりました。

 

 

 

 

 

 

タイミングが揃って開花したのは小夏でした。
やはり「王道のひまわり」感があって華やかですね。

 

 

ということで、2025年のひまわりも無事に開花を迎えることができました。

過去のブログ記事でもふれましたが、ひわまりは弁護士バッジ(弁護士記章)のデザインに用いられていることもあり、弁護士事務所には縁のある花なのです。

来年も引き続き観察してまいりたいと思います。

ひまわり観察日記-2025- ⑤

平均気温が過去最高となった7月を終え、8月に入りました。

しかし、毎日口から出るのは「暑い」という言葉ばかり。
朝の天気予報を見ただけで汗をかいてしまいそうです。

 

そんな8月ですが、またの名を「葉月」というのはご存じの方も多いはず。
その由来は諸説ありますが、「木の葉が紅葉して、葉が落ちる月だから」というのが最も有名なようです。

 

・・・なんだかとても「秋」の雰囲気ではありませんか?
昨今の猛暑からすれば、季節外れじゃないかと違和感があるほど。

 

それもそのはず。
この「和風月名」は旧暦(太陰太陽暦)で使われていたもので、現在の太陽暦とはズレがあります。

 

旧暦8月は現在の8月下旬から10月上旬にあたるため、そう考えると非常に季節にマッチしたネーミング、というわけなのです。
8月に「立秋」が置かれているのも納得ですね。

ちなみに、「葉月」は以下の名称から転じたとされる説もあります。

穂張り月(ほはりづき):稲の穂が育ち身が張る様子から
初来月(はつきづき):雁が初めて渡って来るため(雁は春と秋の季語)
南風月(はえづき):台風が来るため「南の風が吹く月」の意
月見月(つきみづき):中国の中秋節の風習が伝来したことから

 

さて、少しは涼しい気分になれましたでしょうか。

 

 

◇ ◇ ◇

 

秋の気分をわずかに先取りしたところで、
弊所のひまわりは徐々に咲きはじめてまいりました。

 

一番乗りは「ジュニア」です。 

 

 

 

ほぼ100%開花のものから、あと一息というものまで。
全体的にちらほら咲き始めています。 

 

 

  

そして別日には、より一層開きが大きくなっていました。 

 

 

他の鉢でも咲き始めています。
こちらは夏物語。若干色味が異なっており、こちらも綺麗ですね。 

 

 

小夏も咲いている箇所を発見。あともう少しというところでしょうか。 

 

 

 

ちなみに・・・
ひまわりは夏の季語のなかでも晩夏に分類されるのだそうです。

ということは、間もなく夏も終わりに近づくのですね。

 

これからお盆を迎え、暑さはまだまだ衰えそうにありませんが、夏らしさを楽しみながら乗り越えたいと思います。