ひまわり観察日記-2025- ⑤

平均気温が過去最高となった7月を終え、8月に入りました。

しかし、毎日口から出るのは「暑い」という言葉ばかり。
朝の天気予報を見ただけで汗をかいてしまいそうです。

 

そんな8月ですが、またの名を「葉月」というのはご存じの方も多いはず。
その由来は諸説ありますが、「木の葉が紅葉して、葉が落ちる月だから」というのが最も有名なようです。

 

・・・なんだかとても「秋」の雰囲気ではありませんか?
昨今の猛暑からすれば、季節外れじゃないかと違和感があるほど。

 

それもそのはず。
この「和風月名」は旧暦(太陰太陽暦)で使われていたもので、現在の太陽暦とはズレがあります。

 

旧暦8月は現在の8月下旬から10月上旬にあたるため、そう考えると非常に季節にマッチしたネーミング、というわけなのです。
8月に「立秋」が置かれているのも納得ですね。

ちなみに、「葉月」は以下の名称から転じたとされる説もあります。

穂張り月(ほはりづき):稲の穂が育ち身が張る様子から
初来月(はつきづき):雁が初めて渡って来るため(雁は春と秋の季語)
南風月(はえづき):台風が来るため「南の風が吹く月」の意
月見月(つきみづき):中国の中秋節の風習が伝来したことから

 

さて、少しは涼しい気分になれましたでしょうか。

 

 

◇ ◇ ◇

 

秋の気分をわずかに先取りしたところで、
弊所のひまわりは徐々に咲きはじめてまいりました。

 

一番乗りは「ジュニア」です。 

 

 

 

ほぼ100%開花のものから、あと一息というものまで。
全体的にちらほら咲き始めています。 

 

 

  

そして別日には、より一層開きが大きくなっていました。 

 

 

他の鉢でも咲き始めています。
こちらは夏物語。若干色味が異なっており、こちらも綺麗ですね。 

 

 

小夏も咲いている箇所を発見。あともう少しというところでしょうか。 

 

 

 

ちなみに・・・
ひまわりは夏の季語のなかでも晩夏に分類されるのだそうです。

ということは、間もなく夏も終わりに近づくのですね。

 

これからお盆を迎え、暑さはまだまだ衰えそうにありませんが、夏らしさを楽しみながら乗り越えたいと思います。