1月11日は鏡開きでしたね。
弊所でもささやかながら鏡開きをいたしました!
毎年この日に便乗して美味しくお餅をいただいている訳ですが、
そのルーツをざっと調べてみました。
そもそも鏡餅は、三種の神器の一つ「八咫鏡(やたのかがみ)」を形どったもの。
古来より鏡には神様が宿ると考えられており、
お正月に年神様は門松を目印に各家を訪れ、鏡餅に宿るのだそうです。
また「鏡」は
「鑑みる(かんがみる)」= 先例や規範に照らし合わせる。
他を参考にして考える。 (引用:日本語表現辞典 Weblio辞典) |
という言葉にあやかり「かんがみもち」と呼んでいたものが
時間の経つうち「かがみもち」に変化したとも言われています。
うーん、もう既に奥深い。
鏡餅自体は平安時代ごろから存在し、
源氏物語では宮中の正月行事の様子を描く際に登場しています。
それをなぜ「開く」ようになったかというと、由来は江戸時代にあるようです。
お正月にお餅を食べる風習は、そもそも江戸初期に始まったもの。
武家間で広まった文化が一般化し今日の鏡開きとなったのですが
「お供えしたお餅を刃物で切るなんて!切腹じゃないか!縁起の悪い!」
ということで、手や木づちで割ることになったそう。さすがお武家様の時代。
だがしかし、「割る」というのも忌み言葉・・・
そこで縁起の良い行事にすべく、
末広がりを意味する「開く」を用いるようになったのです。
言葉に大きく関連するあたり、いかにも日本の文化いう感じがいたします。
※参考サイト
弊所で開いたお餅はこちら。
弊所の玄関で年神様を迎えてくれていました。
新年のご挨拶ブログでご覧になった方もいらっしゃるでしょうか。
こういう季節のアイテムがあると、なんだか癒されますよね。
ということで、さっそく開いていきます。
無事開いたお餅を使って力うどんを作り、
弊所弁護士に美味しく食べてもらいました。
(美味しそうに!という注文に全力で応えてくださいました。)
年神様のパワーをおすそ分けいただき、今年も一年健康に働けますように!
来年の鏡開きのお餅はどうやって食べようか、今から楽しみです。